2008 年 6 月 のアーカイブ

「超低床型展示用船台」 企画・製造

2008 年 6 月 18 日 水曜日

 ある輸入艇販売メーカーより、「低床で見栄えがよく展示用に使える船台を作って欲しい。」と依頼があり、設計・試作をする事に。

一.低床型にすることで、室内展示場での大型艇の展示を可能にする事。
一.展示用なのでスマートで洗練されたスタイルになる事。
一.車輪の取替えや追加が出来るように設計する事。
一.あらゆる船底の形状に調整が可能な事。
一.リフトで移動できる事。

等の多くの条件がありました。

平面的な大きさは試作段階と言う事もあり、現状で使われているサイズと同じで承認を取り、一つずつ問題点をクリアすべく企画に入る。

当然、予算も決まっている為、お金を掛けれるだけ掛けてという訳にはいきません。

見た目のスマートさを視点に部材の選択からはじめ、次に高さ調整及び受け位置変更可能なシステムの考案。

指定車輪の強度計算、取替えが容易に行え車輪の追加が後でも出来るように設計。

一番の問題点はローリフトで移動する際の前部の強度確保と見栄えの問題でした。

大げさな補強は見栄えを悪くするが、5t以上の負荷を受ける箇所でもあり思考錯誤の上に設計完了。

担当者の承認を得て試作に入る。

この段階でコスト的にはオーバーする事は目に目見えておりましたが、会社としての実績と技術の向上を考え何とか完成に至りました。

納品後の不具合箇所の改良など、手間の掛かった船台ですが非常に洗練されたスタイルと機能性を合わせ持つ船台が出来あがりました。

まだまだ細かい部分の修正や、完成度をもっと高めたいと言う気持ちはありますが、現段階では「良し」と致します。

現場サイドには常に「商品である事」を徹底して伝えていますが、クオリティの更なる向上を目指して努力していかなければいけないと考えさせられる仕事でもありました。

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オーダータイプ特殊船台

2008 年 6 月 15 日 日曜日

  企画・設計・製造と2ヶ月以上かかって、特殊船台がようやく出来上がりました。

 納品先が東京都小笠原諸島という事もあり、組立式は絶対条件の中、お客様の要望される、長さ6m以上、ヒッチメンバー・トレーラージャッキ付き、亜鉛メッキ仕様、etc。

まずは特殊な船の船形を何度も確認し、揚げ降ろしするイメージを想像する事から始まりました。

次に簡単な平面図の製図、重量計算、等。

稼動部の詳細については実際の仮組みの段階で決めるしかない所もありました。

小笠原諸島は台風の多いところで、台風情報も気になります。

最初の台風には間に合いませんでしたが、何とか台風シーズン前に納品できる見込みになり、一安心。

出荷前には最終仮組みにて、不具合がないかのチェック。

梱包して無事出荷できました。

今回の輸送ルートは、大阪→東京月島埠頭は重量物混載便、月島埠頭→小笠原諸島は貨物船で。

組立用図面と、仮組み写真、使用工具等の書類は事前にお客様へメールでご案内して

終了です。

長らくお待たせをいたしました!

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